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脳はマルチタスクはできない!と実感した体験

つい最近、ある研修に参加しました。
2日間の研修。英語。講師1名、参加者2名!!
2日目には、1日目に学んだことを早速ロールプレイしてみて、
そのデキ具合で、「認定合格」かどうかの判断が下される、というもの。

** 本題に入る前に、大切な【注釈】 **
まずここでお断りしておきたいのですが、
その講師の方を批判する意図はまったくありませんし、
その研修を否定する意図もありません。
私のfacebookや他での投稿とつなぎ合わせると、
もしかすると何の研修のことを書いているのかがわかってしまうかもしれませんが、
その方はその分野の専門家であり、教え方に関する専門家ではなく、
精一杯、私たちのために研修してくださいました。
ですので、批判する・否定する意図は一切ないため、ここでは名前等は伏せています。
ただ、自分が体験したことが、「学び」に関する良い気づきだったので
ここでブログに書いています。

では、話を戻します。

もちろんその認定を取りたいと思っていましたし、
そんな少人数で受けられる状況で、不合格なんて、ありえません。
二人しか参加者がいないので、もちろん至近距離。
眠そうな顔を見せるのも失礼ですよね。

研修スタイルは、基本的に、講義形式でした。
文字がたくさん書かれたスライド・・・
いえ、言い換えると、情報量の豊富な資料を丁寧に説明してくださいました!

手元にはワークブックはあるのですが、スライドに書かれた詳細の情報はありませんでした。
スライドのコピーが必要だったら、後で送るね、と。

という状況だと、脳に何が起きるかというと・・・

1. 英語で説明を聞く → 少人数で逃げ場がないことに加え、英語なので集中して聞く必要あり
2. スライドに書かれている説明を読む → これまた母国語ではないのでハンデあり
3. メモを取る → 時に日本語で、時に英語で・・・ 
という3つのマルチタスクの状態が、ずっと続きました。
しかも、大変知識豊富な専門家なので、説明によどみがない!
さらには、明日には、テストがある!!というプレッシャーもありながら・・・

です。

私はオーディオ(耳から入る情報)から学ぶのは得意ではなく、
圧倒的にビジュアル(目から入る情報)から学ぶ方が好きです。
そのため、できればスライドをじっくり読みたいところなのですが、
なにせ、1対2です。
パッション持って話している講師を見ずに、スライドばかり読むのは、大変失礼にあたります。
結果として、聞く姿勢(身体の向き、アイコンタクト)を取りながら、
チラチラとスライドを読んだり、メモを取ったり、という状態になってしまいました。

結果・・・

1日目が終わったとき、ぐったり疲れていて、
2日目に向けての勉強をするエネルギーはどこにも残っていませんでした。
2日目の朝、さらさらっと簡単に資料に目を通して、挑んだロールプレイ。

結果、やってみて初めて、自分がどれほど理解してなかったかを痛感・・・
なんと理解してないことが多いんでしょう!
それでもなんとか、合格しましたが・・・

マルチタスクができるのが仕事ができる人、みたいに言われているのもよく見かけますが、
脳科学の世界では、脳はマルチタスクはできない、というのが定説です。
身をもって実感しました・・・・。
しかも、オーディオからをメインで学ぶのは、やはり私には難しいです。
聞いていたし、その時は理解したと思ってたんですけどね・・・。

もう一つ感じたのが、眠くなる!!!という事実。
すみません、告白すると、1日目、そんな状況なのに、
何度も意識が遠くなっていくのを感じました・・・・

時おり、演習をいれてくださっていたんです。
ではこのケースについて考えてください、とか。
それで、学ぶ側二人でディスカッションするんですが、
自分がしゃべり始めると、おおげさではなく、
体の中の血液の循環を感じるような感覚がありました。

とてもいい内容なんですよ!
学ばせていただいたお礼に、
この2日間の研修のインストラクショナルデザインを作ってさしあげたい気分です。
私だったら、まったく違ったデザインにするなー。

「つまらない(研修)コンテンツはない。つまらないデザインとデリバリーは、ある。」
とボブがいつも言ってるのを思い出した2日間でした!

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