ボブ・パイクの「参加者主体」の手法:大学への展開
12月にボブ・パイク氏が来日した際に、
大学において、2つのセミナーを開催する機会をいただきました。
一つ目は、
主催:大学評価・学位授与機構
協力:東京大学 大学総合教育研究センター教育方法・課程開発部門
そして二つ目が、大阪大学の全学教育推進機構主催。
どちらも、テーマは「学生主体の授業のデザインと運営手法 ~アクティブ・ラーニングの基盤」。
ボブの手法は、主に民間企業で活用され、実績のある手法ではあるのですが、
大学の授業やFDにも採りいれていただいていて、使える!成果がある!とフィードバックをいただいています。
大学の授業については、近年、
アクティブ・ラーニングというものが求められているようで、ニーズも高いと感じています。
(文科省のホームページ 用語集p37より、以下引用)
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf
アクティブラーニング
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。
学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。
発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、
ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。
引用ここまで
読めば読むほど、まさしくこれはボブの参加者主体の手法と重なる!!と思う定義です。
日本の教育が変われば、日本という国も変わる。
それに貢献できることがあるのであれば、そんな素晴らしいことはない!
という想いで、ボブの手法をもっと大学の授業やFDに取りいれていただけるよう、
活動していきたいと考えています。
そこで今回、ボブがせっかく来日した機会を活用すべく、上記二つのセミナーを開催させていただいた、というわけです。
まずは、12月2日の東京大学でのセミナー。
東大と言えば、やっぱりここで記念写真を撮らねば!
そしてわくわくしながら中へ。
30名あまりの方にご参加いただき、あっという間の3時間でした。
ご参加いただいたのは、主に、大学院生の皆さんで、
将来大学で教える機会を持つ可能性がある、という方ばかりでした。
そして、12月4日は大阪大学へ。
こちらでも、定員を超える30数名の方にご参加いただき、
これまたあっという間の2時間半。
ご参加いただいたのは、他大学を含む現役の大学の先生方。
最後にお世話になった竹村治雄先生と記念写真。
どちらのセミナーでも、とても前向きにご参加いただき、
今後の大学の授業での活用を検討、討議、していただきました。
この貴重な機会をいただいたことをきっかけに、
今年はもっともっと大学関係の方に知っていただけるよう活動していく予定です。
大学向け特別パッケージも検討中です。
詳細がご準備でき次第、お知らせいたします!
実施に向けてご尽力いただいた、
大学評価・学位授与機構のK先生、大阪大学の佐藤浩章先生、
本当にありがとうございました!!
この記事へのコメントはありません。