セルフエスティームを高める研修の場づくり
4月1日ですねー!
今日が入社式で明日から新入社員研修という企業も多いことでしょう。
新社会人の皆様、おめでとうございます!
楽しく充実した社会人生活が始められますように!
新入社員研修担当の方は、準備万端、ワクワクしてこの日を迎えられたでしょうか。
そんな新入社員研修のご参考に、
セルフエスティームを高める研修の場づくりについて書いてみたいと思います。
ボブ・パイクの「参加者主体」の研修手法では、
研修の場づくりにおいて大切しているコンセプトがあります。
これはアメリカの心理学者ウィル・シュッツが唱えていることなどをベースに
ボブ・パイクが考案した研修の場づくりのコンセプトです。
そのうち1つが「選択の自由」。
研修の場において、参加している人に、選択肢、決定権を提供しよう、というものです。
講師や他の誰かから指図されてばかりいるのではなく、
自分で選んだり、決めたりできるようにするのです。
これは、その「場」に対して、自分は指図を受けるだけの受け身な状態ではなく、
自分で考えて選ぶ・決めるという自主性、主体性を生む効果が期待できます。
例えば、座席。
主催者の思惑で座席指定することも多いかもしれませんが、自由席にするのです。
偏りをなくしたいのであれば、くじをする、途中で席替えをするなどの工夫をしましょう。
その他、発表、書記などの役割決め、
複数の課題からどの課題に取り組むか、
道具選びや使い方、など、工夫次第でいくらでも考えられます。
新入社員研修では、指図することが多くなる傾向はありませんか?
主体性を身につけてほしいのであれば、主体的に決められる選択肢を用意しましょう。
「主体性を持ちなさい!」と指示する・・・って矛盾していますよね。
きっと工夫の余地があります。
2つ目が「巻き込み」。
全員が巻き込まれている、つまり参画している状態を創り出す。
そして、その場に所属していたい、仲間でありたいという気持ちを創り出す、というものです。
一部の活発な人だけがいつも発言したり、
リーダーシップを発揮したりするのではなく、「全員」が「自然に」巻き込まれる工夫。
思わず発言したくなる。
プレッシャーなく言える。
気が付くと、私がやります!と手を挙げていた。
そんなプレーシャーなしの、安心して学べる、脳にも優しい場づくり。
新しい環境、新しい仲間、上司や先輩。
不安でいっぱいな人もいることでしょう。
エンゲージメントを高め、ここに来てよかった!と思ってもらいたいものですよね。
3つ目は・・・ またの機会にしたいと思います!
お天気も良くて、桜も美しくて、
つい空を見上げたくなるような日ですね。
そして春は何か新しいことを始めたくなる季節でもありますよね!
新社会人の皆さんも、そうでない皆さんも、
楽しく充実した春をお過ごしください~!
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