ボブ・パイク・グループのカンファレンス参加報告
第21回 Creative Training Techniques Conference。
今年もボブ・パイク・グループの本拠地であるミネソタで、
9月24日~26日の3日間にわたって開催されました。
前日の22日夕方に行われるネットワーキングレセプション。
今年は残念ながら開始までに到着する便が取れず、欠席しました。
初日の23日は、にぎやかなオープニングの後、
Ben Cockram氏の基調講演でスタート。
難病・障害と闘いながらスピーカーとして各地で講演を行っているCockram氏。
障害、差別、何が「普通」なのか、偏見、思い込み・・・
いろいろと考えさせられるお話でした。
中でも、
Empathy(共感・思いやり)とPith(あわれむこと)は全く別なんだ、という
言葉が心に残りました。
終了時には会場全体がスタンディングオベーションで、
とても温かい空気に包まれていました。
その後は、90分のセッションが夕方まで3つ続きます。
同時に5セッション開催されているので、
各自が興味のあるセッションを選んで参加するという仕組みです。
昨年もそうだったのですが、
今年も、このカンファレンスからいつくかのセッションを日本に持ち帰り、
12月5日に東京で弊社主催のカンファレンスを企画しています。
ダイナミックヒューマンキャピタル株式会社主催
「トレーニングカンファレンス2014」 2014年12月5日(金)
詳細はこちら。
そのため、ボブ・パイク・グループのカンファレンスでは、
日本で開催予定のものには参加しておかなくてはいけないため、
同時に他にも参加したセッションがある!というジレンマもありつつの参加となりました。
この日も、ボブが2つセッションを行っていたのですが、
なくなく?他のセッションに参加しました。
Adrianne Roggenbuck氏の、講師が参加者とどう信頼関係を構築するか、というテーマのセッション。
Priscilla Shumway氏の、短時間でできて、参加者を一気に巻き込めるテクニック満載のセッション。
Scott Enebo氏の脳科学などの理論に基づいた、根拠のある学習方法についてのセッション。
どれも、12月5日の日本でのトレーニングカンファレンスで予定しているセッションですので、
お楽しみに!!
翌25日は、朝7時からBob Pike氏のFaith at Workというセッションでスタート。
このセッションは、敬虔なクリスチャンであり、昔牧師だったこともあるボブが、
イエス・キリストのリーダーシップについて語ってくれるセッションです。
とは言え、聖書を読んだりするわけではなく、
クリスチャンではない私でも理解のできるリーダーシップ論であり、
何より、ボブの信念、生き様、時には自分のプライベートなことも含め、
いろいろと語ってくれます。
毎年行うのですが、毎回内容は少しずつ異なっていて、
ボブの人間としての面に触れられるので、
私の中ではとても貴重な時間です。
その後、この日の基調講演は、Neen James氏。
テーマは時間管理。
そして、その後は初日同様、3セッション。
Janice Horne氏のインストラクションデザインの手法、
Doug McCallum氏の、30数年の経験を集約したノウハウのセッション、
Bob Pike氏の講師としての自己開発のセッション、と続きます。
(写真はJaniceのインストラクションデザインのセッション)
最終日の26日は、
Rich Meiss氏のメンターに関するセッションに参加。
今、ベビーブーマーと言われる世代が毎日1万人リタイアしているアメリカでは、
2016年には働くミレニアム世代(いわゆる「若手」)がベビーブーマーの数を追い越し、
2020年には全労働人口の半数以上を占める予測だそうです。
だからこそ、コーチングと並んで重視されているのが、この「メンター」。
若手の離職率低下、ノウハウの継承などが急務です。
その後、カンファレンスのクロージングセッションがあり、昼で終了!
今年も、色分けチームでポイントを競ったのですが、
不思議なことに2年連続、黒チームの優勝でした。
(リーダーは昨年と違うトレーナーなのですが・・)
私はAdrianneの紫チームでした。
今年も、ボブやベッキー、その他のボブ・パイク・グループのトレーナーたちの
セッションのデザインからもファシリテーションからも、
多くの学びと、新しいアイデアに満ちたカンファレンスでした。
これから12月に向けて本格的に準備をスタートしますが、
日本の皆さんと共有できる日が待ち遠しいです!
ダイナミックヒューマンキャピタル株式会社主催
「トレーニングカンファレンス2014」 2014年12月5日(金)
詳細はこちら。
オマケ。ボブの「愛娘」のSophie。
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