全体像は描けていますか?
研修で個人、組織を高めることを、
体を鍛えるということに例えて考えてみましょう。
体を鍛える、ということに取り組む際、
まず何を目的にどこをどう鍛えたいかを決めますよね。
そして目標数値も決めます。
目的が、
健康促進、基礎体力向上なのか、
来るべきフルマラソン出場に備えてなのか、
減量なのか、
それによって取り組むことやその順序が異なるはずです。
明確にすることによって、まず全体像を描き、
その後、具体的なプログラム選び、ですよね。
そこが明確にならないと、一体どんなプログラムを選んでいいか、
判断の指標がないままになってしまいます。
例えば、こんな感じです。
あ、このエクササイズ、おもしろそう!
このジムなら自宅に近いから続けられるかも!
このコーチ、評判が良いし、頼んでみようかな。
このヨガ、気持ち良さそう!
研修を企画する際、こんなことになっていませんか?
昔から続けている研修
評判を聞いて取り入れてみた研修
トップからの指示で取り組み始めた課題に対する研修
担当者の想いで続いている研修
・・・などなど。
人材をどう育てたいのか、
組織全体として何を強化したいのか、
それによって描いた全体像を支援する形での企画になっているでしょうか。
ふと立ち止まって客観的に見たら、
フルマラソンを目指しているのに、腕力強化に熱心だったり、
メンバーによって必要なプログラムは異なるのに、全員統一のものを提供していたり、
ということになっていないでしょうか。
いろいろな企業のご担当の方とお話する中で、
疑問に思う瞬間が少なくないので、記事にしていみました。
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