『不機嫌な職場を楽しい職場に変えるチーム術』 vol 1
著者
ボブ・パイク
ロバート・C・フォード
ジョン・W・ニューストローム
監修
中村文子
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4820717855/ref=pd_luc_mri?ie=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5
以下、ボブ・パイク氏による紹介文です。
*******
昨今の厳しい経済状況において、仕事におけるストレスを軽減し、
生産性を高めるための対策
よりパフォーマンスの高い職場を創る10のステップ
By Bob Pike, CSP, CPAE-Speakers Hall of Fame
仕事におけるストレスは、過去最高レベルに達していると思いますか?
職を失うことに対する不安や、経済的な面での不安は過去最高レベルに達していると思いますか?
そういったストレスや不安は生産性を落としますか?疲労が蓄積するとリスクを取らなくなりますか?
そういった現象に対する対策がある、としたらどうでしょうか。そしてその対策は、いつでも、どんな職場にでも活用できるとしたら。しかも、過去20年間の中で、今こそがそういった対策をもっとも必要としているときだとしたら。そして、ここまで述べてきたことは、すべて本当のことなのです。
では、その対策とは一体何でしょうか。それは、Fun(楽しむこと)です。
ここから先を読むことを止めようとしていますか?この厳しい経済環境の中で、楽しむことがストレスを軽減し、生産性を向上させるなんていう発想はばかげていると思いますか?
自分の組織は、このような状況においては、繁栄するなどということは考える必要はなく、ただ生き延びさえすればいいとお考えですか?もしそうお考えだとすると、あなたの競合は、そんなあなたを見て、静かに喜んでいることでしょう。その間にも競合は職場に楽しむ要素を採り入れ、生産性向上という恩恵を被ることでしょう。
The Fun Minute Manager – Creating FUNomenal Results in the Workplace.
この本にはリサーチ結果に基づいています。共同執筆者のJohn Newstrom氏, PhD と Robert Ford氏,
PhDと私とで打ち立てた、大変シンプルなストラテジーが書かれています。それは、あらゆる職場で実践可能であり、すでに実践されてきているものばかりです。
まず、どちらか一方しか実現できないという考えを捨てましょう。楽しむこと、もしくは、生産性を上げること、そのどちらか一方を選択しなければいけないわけではありません。
楽しみながら生産性を上げるのです。
楽しい職場とは、ユーモアに富んだ方法、楽しく祝う場、成長の機会、達成したことや節目での賞賛などを通して、そこで働く人の気持ちを高め、ポジティブに、かつ、公に、その人が上司、組織、そしてお互いにどういう価値を提供してくれているかを認めるためのアクティビティが、正式なものもカジュアルなものも、バラエティに富んだ方法で定期的に行われる組織です。
しっかりとした計画があれば、実践にはそれほど時間をかけなくてもできることは数多くあります。以下、よりポジティブで、楽しい職場を創るために、現在実践されているアクティビティの一例(頻度が高い順)です。
· 個人の記念日を祝う (誕生日、入社記念目、など)
· 交流イベント (ピクニック、パーティ、何かの集会、など)
· 達成を祝うための正式な場 (授賞式、など)
· 地域貢献のためのボランティア活動 (市民団体、ボランティア団体などへの協力)
· ストレス軽減の活動 (運動施設、マッサージなど)
· ユーモア (漫画、ニュースレターやメールでの冗談、など)
· ゲーム (ダーツ、ビンゴ、会社主催の運動部、など)
· 社員の間での楽しめる競争 (出席率、売上コンテスト、など)
· 成長の機会、学ぶ機会 (同好会、など)
· エンターテイメント (ミュージシャン、演劇、など)
(以下 Vol 2に続く)
Bob Pike CSP, CPAE Speaker Hall of Fame
1969年から人材育成とパフォーマンス向上に携わる。The Bob Pike GroupのChairman兼CEO。Creative training Techniquesニュースレターの創始者。28冊の著書があり、29冊目にあたる The Fun Minute Managerは2009年6月に出版された。
この記事へのコメントはありません。