今、教育現場で注目を集めている、アクティブラーニング。
教員が何を教えたか」ではなく「学生が何を学んだか」が重要であるのは自明のことであり、「アクティブ・ラーニング」型の授業は、学びの成果を生む鍵を握る手法として近年注目されています。
とは言え、これまで座学を主体とした講義形式の教授法が圧倒的だった日本の教育現場では、「アクティブ・ラーニングの重要性や必要性は理解しているけれど、具体的にどうすれば良いの?」「試行錯誤しているけれど、これで本当に良いのか自信がもてない。もっと良い方法があるなら学びたい」という声をよく耳にします。
「クリエイティブ・トレーニング・テクニックTM」は、アメリカで40年以上にわたり講師育成を行ってきた人材開発の権威、ボブ・パイク氏が開発した研修手法で、研修のデザインと運営の両面から、参加者の主体性を引き出すことを目的としています。元来、この手法は社会人向けに開発されたものでしたが、アクティブ・ラーニングを効果的に実践するための要素、あるいは、FDの一環として活用・応用できる要素が多く、国内外の大学における多くの実践実績もあります。
アカデミック・パッケージご提供の背景
これまで日本国内で、約200名の大学教員、約100名の学生の皆様が、「クリエイティブ・トレーニング・テクニックTM」を学んでいらっしゃいます。私達はその教員の方々から、授業でこの手法を実践し、確かな手応えと成果があったとのご報告を数々いただいてまいりました。
そして、近年の「アクティブ・ラーニング」の重要性・必要性の高まりを知り、「クリエイティブ・トレーニング・テクニックTM」が教育現場のお役に立てると確信するようになりました。20年にわたり企業の人事・人材育成に携わってきた中で、企業の力、ひいては日本という国の将来は、「人材」が握っていることは間違いないと思っています。そして、企業だけがその人材育成に尽力するのではなく、学校教育とも連携できれば、こんなに素晴らしいことはないとずっと感じていました。
ボブ・パイク氏の手法を大学での教育に活用していただき、教育の質を向上させ、将来の日本を担う人材の育成に少しでもお役に立てるのであれば、これほど光栄なことはありません。その想いを形にし大きく前進させるために、通常企業間で行うビジネスと同じでは大きな障壁になる価格を大学向け特別価格とし、「学生主体の授業デザインと運営方法ワークショップ(アカデミック・パッケージ)」をご提供することにいたしました。また、限られた時間とご予算でお試しいただける、お試し版もご用意しています。アクティブ・ラーニングの基盤づくりに、ぜひご活用ください。