15分ルール
私は、ボブ・パイク・グループの認定トレーナーとして、
日本で彼らのトレーナー養成プログラムを提供しているのですが、
その、ボブ・パイク・グループの講師全員が実施している、
『15分ルール』というのをご紹介します。
これは、
『研修開始予定時刻の15分前から開始まで、
終了時から15分間、は、
準備や片づけなどをせず、
参加者の方々とコミュニケーションを取る時間として確保すること』
というものです。
つまり、
研修開始予定時刻が、9:00だとすると、
8:45には自分の準備をすべて終了させる。
8:45~9:00までの15分間は、
早く来てくださった参加者の方に挨拶をし、
会話をする時間にする、
というものです。
終了してからも同様で、
終わったと同時にパソコンをパタパタと閉じて、
片づけ始めるのではなく、
質問がある方への対応や、
感想を聞いたりする、などの時間を取るのです。
参加者との距離を縮め、
個別対応ができ、
参加者の方々の反応も聞くことができ、
開始前のお互いの緊張感を和らげるのに、
とても効果的です。
外部講師という立場で仕事をしていると、
講師控室があり、開始前はそこで待機、
終わったら、まず講師を見送る、
というような流れが定着している場もあります。
事前に担当の方との打ち合わせが必要ですが、
意図をお伝えすれば、ご理解いただけると思います。
私は、特に初めての場では、必ずご説明して、
ご協力いただくようにしています。
15分ルール。
ぜひ実践なさってみてください。
おっしゃるように、特に研修開始前の15分間の使い方は、講師によって「差」が大きいですね。先日も講師がすでに着席しているんですが、無言のままPCにじーっと眼をやって、シーンとしたままクラスの緊張感をどんどん高めている場面に遭遇しました。(涙)そうでないタイプの講師は、特定のの早く着いた参加者だけとの会話にならないよう配慮し、画像や映像の素材を流しながら、それを話題に雑談(実はオープニングとも関連する)を楽しそうに参加者と交わしているケースを観ます。これだと次々に時間差で参加者が会場に到着し着席しても、会話の題材に追いつきやすいですし開始前の緊張もなごみますね。
コメントありがとうございます!
そうなんですよね。講師自身の緊張もほぐす効果、絶大ですよね。
> おっしゃるように、特に研修開始前の15分間の使い方は、講師によって「差」が大きいですね。先日も講師がすでに着席しているんですが、無言のままPCにじーっと眼をやって、シーンとしたままクラスの緊張感をどんどん高めている場面に遭遇しました。(涙)そうでないタイプの講師は、特定のの早く着いた参加者だけとの会話にならないよう配慮し、画像や映像の素材を流しながら、それを話題に雑談(実はオープニングとも関連する)を楽しそうに参加者と交わしているケースを観ます。これだと次々に時間差で参加者が会場に到着し着席しても、会話の題材に追いつきやすいですし開始前の緊張もなごみますね。