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Q&Aを充実させるテクニック

前回、「何か質問はありますか?」がNGなわけ、
というテーマで書きました。

今回は、それでも何とか研修参加者から質問を引き出したい場合、
どうQ&Aを充実させるかのテクニックをご紹介します。

数名のグループに分かれてもらい、
各グループで、質問を2つ考えてもらう、というシンプルなものです。

ボブ・パイク氏のお勧めテクニックでもあり、
私自身も何度も実践して、効果を確認済みです。

手順はこうです。

数名のグループに分かれてもらい、リーダーを決める。

グループ内でメンバー全員から、講師に質問したいことを出してもらい、
その中から2つ、選ぶ。
この話し合いの時間は、2~3分から数分程度。

時間になったら、グループのリーダーが、
グループで決めた質問を講師にする。

講師は質問に答える。

それをQ&Aの制限時間いっぱいまで繰り返す。

以上、です。

グループで質問を2つ考える、ということがタスクになるため、
質問が出てきます。

グループで質問を2つ選ぶ段階で、
簡単な質問については、グループ内の誰かが答えて解決したり、
研修の重要ポイントではなさそうなものは2つに選ばれなかったりして、
「質の高い」質問が残ります。

結果、Q&Aが充実した内容になり、
参加者の満足度も高いようです。

とてもシンプルなプロセスですが、
違いはすぐに感じていただけると思います。

もうすぐ新入社員研修の季節ですね。
活用なさってみてください!

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