必須研修を楽しくする
昨年9月のボブ・パイク・グループのカンファレンスで
参加したセッションで学んだことから、ご紹介します。
様々な理由で、「必須」とされる研修はあります。
その必須研修に参加することになった方々が、
「学びたい!」というモードで研修に来てくだされば、
必須であろうが、選択であろうが、関係ないのですが、
現実はなかなかそうはいきません。
楽しくないより、楽しんで学んだ方が身につきます。
必須研修であっても、楽しく学べる環境を作るために、
何ができるでしょうか?
1) 部屋のセットアップ
音楽
テーブルやいすの配置
色づかい
・・・五感を刺激する工夫
2) 教材・小道具
ボールなどのおもちゃ
部屋に入ってくるときに目に入るところに
「ご参加ありがとうございます!」などの手書きメッセージ
グラウンドルール(研修の運営上の約束事)を掲示
装飾
飲み物や食べ物
と、ここまでは「会場」のどちらかというと物理的な工夫ですが、
ここから先は講師自身です。
必須研修は楽しくないから、と、講師自身もそんな気分になっているようでは、
それは参加者に伝わってしまうものです。
講師自身の姿勢や言動も環境作りの大切な要素です。
3) 講師の態度・姿勢
楽しそう
ユーモアがある雰囲気
話しかけやすい雰囲気
熱意が感じられる
4) 講師の言動
参加者に挨拶し、話しかける
いい聴き手になる
相手を尊重する
などなど・・・
必須研修でなくても、すべてあてはまることばかりですが、
必須研修であればなおさら、以上のことを工夫して、
楽しい環境づくりをし、せっかくの時間を効果的に、意義ある研修にしたいですね。
人間の心理として、
こちらの態度や姿勢が相手に作用するものです。
つまり、講師自身がどういう姿勢で臨むかによって、
参加者の姿勢に大きく影響を与えるものなのです。
つまらないと思ってるんだろうな、みんなイヤイヤ来てるんだろうな
・・・などと考えるのはもってのほか!です。
意義ある研修にしよう、楽しもう、と、熱意を持って挑めば、
跳ね返ってくるものも大きくなるのではないでしょうか。
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