トレーニングの目的=結果を出すこと
ボブ・パイクの研修手法『参加者主体』。
講師が一方的に話をし、参加者は聞く、というスタイルからの脱却を説いていますが、
参加者が参画するのは、ただその方が退屈ではないからというような安易な理由ではありません。
「聞く」という方法で学ぶより、
「自分の口で言葉にする」さらには、「言葉にしたことを行動する」ことが、
記憶への定着を大きくサポートするのです。
ですから、できるだけ参加者が能動的に動く機会を研修の中で作ろうとしています。
記憶に定着させることにこだわるのは、
覚えてもいないことを職場で実践する可能性が低いからです。
学生の勉強と違って、
社会人の勉強は、知識の習得自体が目的ではありません。
知識やスキルを習得し、それを職場で活用するための学習です。
職場で活用し、業績に何らかのプラス影響を与えるのが、目的なはずです。
つまりそれが「結果」です。
研修を受けて、何か新しい知識を吸収するのはとても大切なことです。
でも、そこで満足していては、あまりにもったいないですよね。
何かを学んだとき、
どこでいつどんなアクションに落とし込むのかを常に考え、
アクションにつなげること習慣にしてしまいましょう。
時間、権限、上司、と外部環境に「できない」理由を探し、言い訳するのではなく、
小さな一歩でもいいので、踏み出してみませんか?
部下がいる方は、部下がその一歩を踏み出すことができるよう、
しっかりとサポートするのが上司の役割です。
知識が増えても、行動が何も変わらなければ、
知識が増えていないのと同じ結果です。
参考になりました
いいお話を聴かせていただきました
勉強になりました
・・・
研修後のアンケートに、このような言葉を書いて終わることがないように、
常に行動に落とし込みましょう。
前進あるのみ!です。
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