コンプライアンス研修の教材作成
先日、あるクライアントでコンプライアンス研修の教材作成をお手伝いしました。
こちらのクライアントでは、今年で教材作成のお手伝いをして5年目になるのですが、
作成している教材は、テキストではなく、映像教材です。
研修での映像教材の使用をイメージし、
シナリオを作成し、
本物の役者の方々に出演していただき、
撮影します。
今回のテーマは、コンプライアンス研修で、
「怒らないから報告してね」というものでした。
例えば・・・
精密機器なども扱う現場で、機械に物をぶつけてしまった。
きちんと報告して、点検を行い、無事を確認しなければいけません。
報告→点検となると、作業が遅れたりもして、
多くの方に迷惑をかけてしまう・・・
ぶつけたと言っても軽くあたっただけだし、
多分大丈夫だから、このまま言わないでおこうかな・・・
いや、でもやっぱり、もしもの時には余計に大事になるから、
きちんと今のうちに報告すべきだろうか・・・
という葛藤をシナリオにして撮影しました。
理屈ではわかっていることへの意識を高めてもらう目的の研修ですので、
葛藤場面の映像を見ることで、感情に訴えるねらいです。
こんなとき、あなたならどうしますか?
ということを考えてもらうのですが、
文字で情報提供するより、映像の方が感情移入しやすく、
研修効果の高まりが期待できます。
コンプライアンス研修は、
感情を動かさないと、行動変容が起きにくい典型的なものの一つですよね。
まだ完成版を見ていないのですが、
仕上がりがとても楽しみです!
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