コンテンツなのかデザインなのか
皆さんは研修を企画・作成する際、
「コンテンツ(内容)として何を入れるか?」
と
「その内容をどうデザインするか?」
の、どちらにどれくらいの割合で時間をかけていますか?
いろいろな企業の人材開発ご担当の方や、研修講師、社内講師の方と接する機会がありますが、
圧倒的に「コンテンツ」に何を入れるかに時間をかけている人が多いように感じます。
皆さんのお話をお聞きする感触では、
内容 : デザイン = 9 : 1
くらいな印象です。
参加者にどんな内容を学んでほしいかは、慎重に検討されているようです。
自身が講師で、企画~作成する場合はもちろん、
外部講師に依頼する際にも、どんな内容にするかの打ち合わせはしっかりとされている。
ですが、その内容をどうデザインするかは、講師任せ、というケースが非常に多いように思います。
例えば、ざっくりと・・・
講義とグループワークで構成
グループワークの内容はどんな内容?
各トピックにかける時間はどれくらい?
ぐらいのデザインで終わっていないでしょうか。
コンテンツがニーズに合っていて、充実していることはもちろん大切です。
ですが、コンテンツが充実していることよりも、
参加者が研修後に実践し、ビジネス上の成果を出すことが本来の目的であるはずです。
研修内容を習得し、実践し、成果を出す。
そこまでを見据えた綿密なインストラクショナルデザインが必要です。
そして、質の高いインストラクショナルデザインがあれば、
講師個人の力量に依存せず、一貫性、持続性のある研修を継続していくことが可能です。
料理に例えると、コンテンツは食材で、インストラクショナルデザインはレシピです。
どんなに高級で良質な食材を集めても、レシピが良くないとおいしい料理にはなりません。
・・・という内容も学んでいただける、「トレーナー養成ワークショップ」の公開講座、2日間終了しました!
ある参加者の方が、
「オープニングでアイスブレイクするの大変、と思ってたけど、
自分(講師)が参加者をガチガチに凍らせておいて、それを自分でかち割りにいってた!!」
と笑っておっしゃってたのは、名言でした!
2019年5月29日・30日 ヒルトン東京にて
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
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