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研修の効率化・デジタル化

集合研修を行うには、時間も費用もかかります。
ITツールを活用して、効率化を図ろうと考えるのは、ごく自然なことだと思います。

これまで行ってきた研修が、オンラインやITツールを使っての学習に置き換えられると、
集合研修はボリューム減になります。

それは、研修会社や研修講師にとっては「脅威」でしょうか。

ITツールを使った学習に置き換えられてしまうような研修、
つまり、一方的な講義を中心にした研修を行っていたとしたら、
それは「脅威」かもしれません。

ですが、すべてがITツールに置き換えられるわけではありません。
人が、人と関わるからこその学びは、あります。
そういった学びの場を提供するからこそ、集合研修を行う意味・意義があります。

研修を企画する人や、研修講師は、そういった学びをデザインし、
ファシリテーションを行うという大切な役割があります。

つまり、ITツールとの併用で、研修のレベルアップが求められることになりますが、
むしろそれは、脅威ではなく、集合研修の価値が向上するという大きなチャンスではないでしょうか。

一方的な講義から脱却するからと言って、
「グループディスカッション」や「リフレクション」の時間を設ければいい、という単純な話ではありません。

また、「指名」して発言を求めるという方法で、「双方向」だと思っているとしたら、
それは大きな誤解です。

人が人との関わりの中で学ぶには、参加者同士の対話、教え合い・学び合いをデザインすることが大切なのです。
対話だけではなく、個人で考え、落とし込みをし、納得や記憶への定着をサポートするようなデザインも大切です。

ボブ・パイクの研修手法は、40年も前からそれを推奨し、実践してきました。
アメリカでは私の知る限りもう10年以上前から、リモート、モバイル、オンライン、というキーワードが飛び交い、
研修の効率化を求めて様々な手法やツールが発達、発展し続けています。

日本は、東京に企業も人も集まっているので、あまりニーズが高まってきませんでしたが、
ようやく本腰を入れて動き始める企業が増えているように、感じます。

ITツールをどう活用し、集合研修に何を求めるのか?
そうした企画や研修デザインについてのコンサルティングもご提供しております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

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