ボブ・パイク氏の近況について
4年ぶりにボブ・パイク氏に会ってきました。
ボブは3年ほど前からガンと闘っていました。しかもステージ4。その状況を聞いたときには、すぐにでも、明日にでも会いに行きたいと思ったのですが、コロナ禍のためその想いは叶わないまま、月日が流れていました。今年6月、ようやく全ての規制が解除され、私と夫の予定が空いている7月末~8月はじめの週に、お見舞いに行くことを決めました。
7月29日、アリゾナ州フェニックス郊外のボブ・パイク氏の自宅を訪ねました。ボブは、以前からゴルフが大好きで、ゴルフコース内の家に住みたかったそうです。ちょうどその願いが叶ったころ、奇しくもガンの告知を受け、脚の手術をしなければならず、その後もゴルフができるほどには回復せず、結局残念ながら今日に至るまで一度もプレイできていません。
そんな中でもオンラインでは何度も日本向けにセミナーをしてくれていましたし、今年5月のATDのカンファレンスでも登壇し、ボブの最新刊・冊子配布には、サイン待ちの2時間以上の長蛇の列ができていました。ですが、その後この2カ月ほどは体調が優れず、まともな食事もできない状態が続いています。
そして先週、私たちの訪問の前日に、ボブは、ガンの治療は止めてホスピス(緩和ケア)に移行することを決めていました。それを受けて、National Speakers Associationが、ボブの生涯の功績を称え皆で感謝の気持ちを伝えるために、Celebration of Bob’s Life 日本語にすると生前葬になるかと思いますが、それを日本時間8月6日(日)午前7時から行うことを決めていました。
残念ながら私たちは8月3日にアメリカを発ち帰国の途に着いたので、参加は叶いませんでしたが、ZOOMで生配信があり、オンライン参加ができました。ボブの手法を学び、ボブを愛する人は世界中にいます。そのため、様々なタイムゾーンから参加しやすいよう、時差を配慮しての時間設定がされていました。
当日は数十名の人がボブの自宅に集まり、またZOOMでは100名以上の方が世界中から参加していました。ボブの人生を振り返り、功績を称え、感謝を伝え、とても温かい、愛情あふれる素敵な会でした。私も事前に撮ったビデオでメッセージを伝えることができ、また、ボブの人生を振り返るムービーにも写真を取り上げていただき、ボブの人生の一部に存在できたことをとても光栄に思いました。
ボブの様子を気にかけてくださっている方に、現状を共有させていただきたく、ブログに記させていただきました。敬虔なクリスチャンのボブは、自分の人生が終わるタイミングは神が決めること、自分は与えられたミッションを完遂する、と、いつも言っていました。今も変わらずそう話しています。
ボブはよく、息を引き取る前日までセミナーをしていると思う、と冗談交じりで言っていました。実際、今も、9月2日(土)ににオンラインセミナーを行おうと計画をしています。現時点で1か月後を予測するのは難しいのですが、実現できる運びになりましたら、改めてお知らせさせていただきます。
ボブが残された時間を穏やかに過ごせるよう、一緒に祈っていただければ幸甚です。
この記事へのコメントはありません。