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無意識に行えることを意識レベルに落とし込む

講師など教える立場にある人に求められることの一つに、
「無意識に行えることを意識レベルに落とし込む」ということがあります。

例えば、
状況を見て判断する
お客様に合わせた対応をする
部下の成長段階に合わせてストレッチゴールを設定する

・・・などなど、もっともな言葉なのですが、
具体的に何を見てどう判断して何をするのかを、人に説明するのは難しいものです。
それが「無意識に行えることを意識レベルに落とし込む」という、
教える人に求められるスキルなのです。

先月出版した「講師・インストラクターハンドブック」の執筆のプロセスで、
この難しさ、そして大切さを私自身とても強く実感しました。

 

 

それは、この本の編集を担当してくださった、
日本能率協会マネジメントセンター 出版事業部の柏原里美さんがもたらしてくれた学びでした。

原稿を書いて、柏原さんにお送りして、フィードバックをいただいて加筆修正をする、
というプロセスで進んでいくわけなのですが、
そのフィードバックが素晴らしいのです。

〇読者が知りたいのは、もっと・・・ということではないでしょうか。
〇読者には、理屈はわかるけど、具体的にどうすればいいの?と思われると思います。
〇ここは具体的にはどのような方法・ステップで行うのですか?
〇判断の基準は何ですか?
〇実例を挙げられませんか?

そうしたフィードバックをいただくたびに、
「なるほど。私は何を見てどんな判断をしているんだろう?」
「ポイントを3つ挙げるとすると、何なんだろう?」
「最終形にするまでに、どんなステップを踏んでいるんだっけ?」
「よく聞く言葉、よく使う言葉って具体的に何だっけ?」

と、自分が無意識に行っている行動を思い起こし、
言葉にし、他の人にも文字で伝わるように整理する・・・
ということを何度となく繰り返しました。

この本を読んでくださった方に、
「読みやすい」
「具体的でわかりやすい」
と言っていただけることも多いのですが、
それはすべてこのプロセスを経たおかげだと感謝しています。
柏原さんには、改めて心から感謝の意を表します。
本当にありがとうございました!!

この学びは、今後の研修に必ず生きると思っています!

そしてここからは余談です。
2日前、ふとアマゾンでこの本を見たら、在庫が19点になっていました。
その後ちょくちょくのぞいていたら、10、7、・・と減ってきて、ついに最後の1点になり、
その後「入荷予定あり。2週間~4週間で届きます」というような表示に代わりました。
この2日間で19冊売れたってことなんですよね・・。ありがとうございます。
そして、アマゾンを覗く度に、私にお勧めの商品として、この本があがってきます!
「あなた何回もこの本を見てるよね。興味あるなら買いなさい!」と言われている気がします・・・。
えっと・・・、著者ですので、アマゾンで注文することはないかと思いますが・・・

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